街路樹:名古屋市 小ぶりで剪定必要ない木に植え替え検討
街路樹:名古屋市 小ぶりで剪定必要ない木に植え替え検討 毎日新聞 2014年07月11日 03時30分(最終更新 07月11日 10時09分)
http://mainichi.jp/select/news/20140711k0000m040153000c.html
以下全文転載 ・・・・・・・・・・・・☆ 名古屋市が、市内の街路樹をハナミズキなど小ぶりで剪定(せんてい)がほとんど必要ない樹木に植え替える方向で検討していることが分かった。全国的に問題となっている倒木や枯れ枝の落下の被害を防ぐとともに、大木の根が舗装を持ち上げ歩道がでこぼこになる「根上がり」現象を抑える効果や、管理コストの低減が期待される。市の担当者は「実現すれば先進的な取り組み」と期待を寄せる。【岡大介】
市緑政土木局によると、市内には約10万4000本の街路樹があり、面積当たりの本数は政令指定都市で最多。多くは市街地開発が盛んだった1960年代前後に植えられたが、生育し過ぎて視界が遮られることも珍しくない。さらに、栄養が行き渡らず倒木するケースも。
また、全国的な例では、川崎市で今年4月、商業施設内の街路樹の枝が折れて女児の頭に当たり、大けがをするなど街路樹による事故の危険性が指摘されている。
名古屋市では2004年度からの10年間で、倒木や枯れ枝の落下などによる被害は、台風によるものを除いても計36件発生。根上がりした歩道で歩行者がつまずいてけがをした事例も7件あった。
しかし、市の財源不足もあって街路樹の管理予算は減少の一途だ。97年度の18億4790万円をピークに減り続け、14年度は8億3233万円と半分以下。危険性が高まっているのは予算削減で管理が行き届かないことも影響しているようだ。
こうした中、市は小ぶりな樹木に替えればリスク低減につながるとの発想で、13年度、試験的に南、東両区でアオギリ計約80本を伐採。ハナミズキなどに植え替えた。植え替えには1本当たり約17万円かかるが、毎年約1万4500円の剪定コストがほぼかからなくなり、10年ほどで「元が取れる」計算だ。
市の諮問機関「緑の審議会」も今月、植え替えを含む対策を提案する見通し。市はこれを受け、生育が早く管理に手間がかかるアオギリやエンジュなど計約1万本が植えられた地域を中心に、植え替える地域を抽出するとみられる。街路樹は景観を良くするほか、気温上昇を抑えたり排ガスを吸収するが、小ぶりな樹木に植え替えても役割は果たせるという。
以上転載終了 ・・・・・・・・・・・・・☆ 行政のリスク軽減という観点からみると、このような結論になるのでしょう。 私たち化学物質過敏症患者から見ると、農薬散布によるハイリスクの軽減に繋がるならと注視して見守りたいものです。
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